総合内科

ニューヨークの大学病院で総合内科の臨床医として
問診と診察を主体として科学的に診断する経験を積む。

総合内科とは

多種多様な病気や症状に対応する総合内科診療。当院の総合内科では全人的医療が特長です。全人的医療とは、専門医と同じくらい高度な専門的知識と経験が求められ、

・身体、心理、生活環境などを考慮した総合的かつ客観的な診断
・最小の検査や投薬に結びつける、正確かつ最良の診療
・患者さん個々人にあった診断と治療

といった“木を見て森を見ず”の治療ではなく、“木”と“森”を診る全科的な治療のことです。
風邪、腰痛、腹痛、発熱などの急性症状や、頭痛、疲労感、倦怠感といった原因の特定が判断しにくいものまで、基本的には当院で行います。より専門的な検査や治療が必要な場合は、最適な医療機関を紹介していますので、些細な症状でも、遠慮なくご相談ください。

最小の検査で最良の医療! 傾聴、問診をベースにした患者想いの診療

どう患者さんと信頼関係を築いていくか。全人的治療には欠かせません。
そこで当院では、傾聴を中心とした問診に主軸を置いています。話しやすい雰囲気づくり、タブレット型端末iPadを使った問診票など、患者さんが不安や悩みを伝えやすいよう工夫しています。これはなにも検査を軽視しているというわけではありません。最善の治療と検査の数には、関連性がないということです。当院が目指しているのは、最善の治療です。緻密な問診と正確な診断で、本来行わなくても良い検査や投薬をなくし、患者さんの体の負担を軽減していきます。必要な検査は行いますので、「検査をしなくて大丈夫なの」と不安に感じる方も安心してください。

内科で良く診る疾患

内科では、高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症、かぜ、アレルギー性疾患、胃炎、肝炎などの内科疾患、みなさまのあらゆる症状・健康上のお悩みに対応させていただきます。急性症状はもちろん、慢性疾患の継続加療などすべてに対応しております。

ただし、当院で行っている総合内科診療では、検査は必要最低限しか行いません。余計な検査をしなくても診療は十分できるからです。もちろん胸が痛ければ、心電図検査を行いますし、肺炎が疑われる場合にはレントゲンを撮影します。しかし本当に必要性がないのに過剰な検査をするつもりはありません。検査好きの患者さんも中にはいらっしゃいますが、意味のない検査などしなくても健康を保つことはできます。

それよりも、総合内科で重要なのは問診です。問診としっかりした診察によって、ほとんどの一般的な病気は診断することができます。問診学という学問があるほどです。まず患者さんのお話をすべて伺い、ピンポイントで質問して可能性のある病気を絞っていきます。

もちろん見過ごしたら命に関わるような問題があれば、必ず検査を行います。しかしもしそうでなければ、こまごま検査する必要はありません。私が臨床経験した他の医療機関では、まず看護師さんが問診して、患者さんがドクターに話す前に心電図やレントゲン、採血などの検査を行うというところもありましたが、当院ではそういうことは行っていません。

例えば頭痛なら、筋緊張性頭痛・片頭痛などの良性で頻度の高い疾患と、MRI検査が必要な重篤な疾患(脳梗塞、脳出血、髄膜炎など)との鑑別は、入念な問診や診察で可能です。また、腰痛なら、ヘルニア・坐骨神経症などは身体所見で診断可能で、アメリカ内科学会では腰痛の画像検査を推奨していないくらいです。皮疹は癌の症状の一つで出ることもありますし、自己免疫性疾患の症状として出現することもあります。これらは、問診・診察・採血などでちゃんと診断できるのです。

内科で良く診る疾患

風邪、インフルエンザなどの感染症

感染症の病原体には、ウイルスと細菌の2種類あります。ウイルス感染の場合、抗菌薬(抗生物質)の投薬は効果がありません。感染症で最も多い風邪は、ウイルス感染が大半ですので、当院でも抗菌薬の処方は行っていません。
一方、細菌感染になると話しは別です。抗菌薬の投与が必要になります。風邪でもまれに細菌感染のケースがありますので、感染症の病原体を慎重に判断して診療にあたっています。

高血圧

国民病とも言われる高血圧。放置しておくと、脳梗塞、心筋梗塞、心不全、大動脈解離(解離性大動脈瘤)といった重篤な病気に繋がる怖い病気です。生活習慣を見直すだけでは改善が難しく、服用薬の処方と合わせた治療が一般的です。
ただ、生涯にわたって薬を飲み続けることに抵抗がある患者さんは多いです。当院では、患者さんの意志に逆らった治療は行いませんが、投薬治療の必要性と、将来のリスクを粘り強く説明し、治療する意味を理解してもらうよう努めています。また、長期間、薬と付き合っていくことになりますので、少しでも患者さんの経済的な負担が少しでも軽くなるよう、安価で高品質な薬を処方しています。

不整脈

不整脈と一言で言いましても、軽微なものから命に関わるものまで多岐にわたります。このため、一概に不整脈という括りができるものではありません。
それにも関わらず、健康診断で不整脈を指摘され要精密検査であると言われている方のほとんどが実は軽微な不整脈で、経過観察としても問題ない場合が多くあります。
当院では、上記のようなケースにおいては、いわゆる不整脈のルーチン検査であるホルター心電図や心エコーといった検査をお勧めするのではなく、問題のない不整脈であることを勧めるように心掛けています。
ただし、治療が必要な不整脈も増えており、特に最近は心房細動の指摘をされる方が多いようです。心房細動については、薬物による加療が必要となりますが、場合によっては手術(カテーテル手術)も検討の範囲となってきます。なお、カテーテル手術については、近隣遠方に関わらず、経験豊富な施設の実績のある医師に紹介していますのでご安心下さい。

戸塚クリニック TEL:045-864-2110

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