2025/09/02
【横浜・戸塚駅西口 徒歩10分/駐車場あり】
内科・循環器内科・糖尿病内分泌内科|戸塚クリニック
(院長:村松 賢一)
当院は「内科のかかりつけ」として、
高血圧・糖尿病などの生活習慣病や体調不良、
甲状腺を含む内分泌のご相談まで幅広く対応しています。
予約優先制ですが、予約なしでも受診可能です。
(予約をおすすめする理由は待ち時間を短くするためです。
混雑時はお待ちいただく場合がありますが、症状に合わせて柔軟に対応します)
症状が気になる方は、ご都合のよいタイミングでお越しください。
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https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08287
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https://www.totsukaclinic.com
出典:JAMA(米国医師会誌)
Semaglutide and Tirzepatide in Patients With Heart Failure With Preserved Ejection Fraction
こんにちは、戸塚クリニック院長の村松賢一です。
この「院長ブログ」シリーズでは、医学研究や話題の医療ニュースを患者さんにわかりやすくお伝えしています。
第二回のテーマは、糖尿病・肥満治療薬が「心不全」にも役立つかもしれないという研究成果です。
第二回:糖尿病・肥満治療薬「オゼンピック®」「マンジャロ®」「ゼップバウンド®」が心不全に効果?
心不全(HFpEF)とは?
心不全にはいくつかのタイプがあります。その中で「駆出率保持型心不全(HFpEF)」は、心臓が血液を送り出す力は保たれているのに、拡張して血液を受け入れる力が弱まっている状態を指します。
高齢の方や肥満・糖尿病・高血圧を持つ方に多く、息切れ・むくみ・疲れやすさなどが症状として現れます。
注目の薬剤
今回研究されたのは次の薬です:
- セマグルチド
- 商品名:オゼンピック®(糖尿病治療薬)、ウゴービ®(肥満治療薬)
- ティルゼパチド
- 商品名:マンジャロ®(糖尿病治療薬)、ゼップバウンド®(肥満治療薬)
どちらも注射薬で、血糖値を下げる効果に加え、体重減少効果が強く注目されています。
研究の結果
- セマグルチド使用群 → 心不全による入院や死亡リスクが約42%減少。
- ティルゼパチド使用群 → さらに大きく約58%減少。
体重や血糖の変化が心臓への負担軽減につながり、予後を良くする可能性が示されました。
今後の展望
- これらの薬は現在、糖尿病や肥満の治療薬として承認され、臨床現場で広く使われています。
- 心不全治療薬としての正式な位置づけには、さらなる研究とガイドラインでの評価が必要です。
- とはいえ、この成果は「心不全治療の新しい可能性」を示す重要な一歩です。
まとめ
- オゼンピック®/ウゴービ®(セマグルチド)
- マンジャロ®/ゼップバウンド®(ティルゼパチド)
これらの薬は糖尿病・肥満の治療薬ですが、心不全(HFpEF)の入院や死亡リスクを減らす可能性が報告されました。
まだ研究段階ですが、将来の心不全治療の選択肢として期待されています。
院長より
戸塚クリニックでは、糖尿病・肥満・高血圧といった生活習慣病の管理を通じて、心臓病や心不全の予防に力を入れています。
「新しい薬のことが気になる」「自分も対象になるのか知りたい」という方は、ぜひ診察の際にご相談ください。
