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糖尿病と体重管理に必須!脂質(あぶら)は少量で高カロリーに注意
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糖尿病と体重管理に必須!脂質(あぶら)は少量で高カロリーに注意

 

 

~良い脂質・悪い脂質を見分けることが健康のカギ~

 

 

 

糖尿病の食事で「脂質は制限なし」と聞いたことはありませんか?本当に重要なのは“脂質は少量でも高カロリー”という事実です。良い脂質と悪い脂質の見分け方、減量期と維持期での脂質管理、外食や飲み会での工夫を分かりやすく解説します。

 


 

 

脂質はなぜ注意が必要?カロリー密度の落とし穴

 

 

  • 脂質:1g=9kcal

  • 炭水化物・タンパク質:1g=4kcal

 

 

👉 同じ量を食べても、脂質は炭水化物やタンパク質の 2倍以上のカロリー を持っています。

 

 

🍳 具体例

 

 

  • バター大さじ1(約12g)= 約110kcal

  • 鶏むね肉50g(皮なし)= 約55kcal

 

 

➡ わずかな脂質で肉半分のカロリーを一気に摂取してしまうのです。

この「少量で高カロリー」という特徴を理解することが、糖尿病と減量の食事管理に直結します。

 


 

 

良い脂質と悪い脂質を見分ける

 

 

 

✅ 良い脂質(積極的に摂りたい)

 

 

  • オリーブ油、菜種油

  • サバ・イワシ・サケなどの青魚

  • アーモンド・くるみなどのナッツ

  • アボカド

 

 

→ インスリン感受性を改善し、血管や心臓の健康を守ります。

 

 

❌ 悪い脂質(控えるべき)

 

 

  • バター、ラード

  • 脂身の多い肉

  • チーズの食べすぎ

  • ココナッツ油・パーム油

  • マーガリン・ショートニング・スナック菓子類

 

 

→ 血中脂質を悪化させ、心筋梗塞や脳卒中リスクを高めます。

 


 

 

減量期と維持期の脂質管理

 

 

 

🔻 減量期(例:1日1600kcalを目安に)

 

 

  • 総脂質:40〜55g(25〜30%)

  • 飽和脂肪酸:12〜15g以下

  • 良質な脂質を少しずつ

 

 

👉 減量では「脂質を抑える=効率的にカロリーを減らせる」という考えが重要です。

 

 

🔹 維持期(体重が安定した後)

 

 

  • 総脂質:30〜35%でも可

  • 悪い脂質は控え、良い脂質を中心に

  • 揚げ物やバターは“たまのご褒美”に

 

 

👉 維持期でも「脂質は少量で高カロリー」という事実を忘れないことがリバウンド防止に役立ちます。

 


 

 

外食や飲み会でできる工夫

 

 

  • 定食:揚げ物より焼き魚や生姜焼き

  • ラーメン:スープを残すだけで100kcal以上カット

  • 飲み会:唐揚げ・ポテトより枝豆・冷奴・焼き魚

  • アルコール:ビールを控えめに、ハイボールや水割りで調整

 

 

👉 こうした小さな工夫の積み重ねが、血糖コントロールと体重管理の両立につながります。

 


 

 

まとめ

 

 

  • 脂質は 「少量でも高カロリー」、ここが最大の注意点

  • 「脂質制限なし」とは “食べ放題”ではなく、“個別に調整する” という意味

  • 減量期は脂質を控えると効率的にカロリーを減らせる

  • 維持期も良い脂質を中心に、悪い脂質は控える

  • 外食や飲み会でも工夫次第で数字は改善

 

 

💡 脂質の本当の落とし穴は“少しで大きなカロリー”という点。

この視点を持つだけで、糖尿病の食事管理やダイエットは驚くほど実践しやすくなります。

 

 

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