横浜市戸塚区の戸塚クリニック|内科・循環器内科・糖尿病・内分泌内科・甲状腺

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【医師が本音で解説】 ゆでるだけは大損!? 生ブロッコリーを足すと満腹感と“栄養ボーナス”が2倍になる「生ゆで二刀流」の科学的理由
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【横浜・戸塚駅西口 徒歩10分/駐車場あり】
内科・循環器内科・糖尿病内分泌内科|戸塚クリニック
(院長:村松 賢一)

当院は「内科のかかりつけ」として、
高血圧・糖尿病などの生活習慣病や体調不良、
甲状腺を含む内分泌のご相談まで幅広く対応しています。

予約優先制ですが、予約なしでも受診可能です。
(予約をおすすめする理由は待ち時間を短くするためです。
混雑時はお待ちいただく場合がありますが、症状に合わせて柔軟に対応します)

症状が気になる方は、ご都合のよいタイミングでお越しください。

▶ WEB予約(24時間受付)
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08287

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https://www.totsukaclinic.com

 

 

【医師が本音で解説】
ゆでるだけは大損!? 生ブロッコリーを足すと満腹感と“栄養ボーナス”が2倍になる「生ゆで二刀流」の科学的理由

※本記事は、一般的な健康情報の提供を目的としており、特定の治療効果を保証するものではありません。個別のご病状については、かかりつけ医にご相談ください。

【まずはざっくり一言まとめ】
  • 生ブロッコリー:よく噛む → 満腹スイッチが入りやすい。スルフォラファン・ビタミンCなどの栄養が残りやすい
  • ゆでブロッコリー:かさ増し → 少ないカロリーでお腹いっぱい。毎日続けやすい
  • 結論:どちらか一方ではなく役割が違う「生ひとかけ+ゆでドーン」の“生ゆで二刀流”が、満腹感と栄養を最もバランス良くとれる現実的な最適解です。

ここから本編スタート!

あなたは、ブロッコリーを「生で」食べたことがありますか?

この話をすると、多くの方が

「え? 生で食べられるんですか?」

と驚かれます。

日本では「ゆでる」「蒸す」がほぼ常識ですが、アメリカではまったく違います。

空港ラウンジ、ホテルの朝食ビュッフェ、スーパーのサラダバー。
どこを見ても必ずと言っていいほど、

生のブロッコリーが、レタスやトマトと同じ“レギュラー具材”として並んでいます。

食文化が違うと「当たり前の食べ方」も変わります。
そしてこの違いには、

  • 満腹感(よく噛むのか/量で満たすのか)
  • 栄養素(特にスルフォラファンやビタミンCなどの抗酸化成分)

といった、健康に関わる大事なポイントが隠れています。

ゆでるだけでは、ブロッコリーの魅力の半分しか使えていないかもしれません。
生を“ひとかけ”足すだけで、満腹感も栄養価も大きく変わります。

ここから、生とゆで、それぞれの良さを科学的に整理し、
現実的で続けやすい「生ゆで二刀流」という最適解をご紹介します。


1.生ブロッコリーは“満腹スイッチ”を押しやすい
よく噛む → 満腹ホルモンが働きやすい

生ブロッコリーはかたく、歯ごたえがあります。
そのため自然に、

  • 咀嚼回数が増える
  • 食べるペースがゆっくりになる

という状態になります。

咀嚼回数が増えると、複数のヒト研究で、

  • GLP-1
  • PYY
  • CCK

といった「満腹感に関わるホルモン」の働きが変化し、
食べすぎを防ぎやすくなる可能性が報告されています。

生ブロッコリーは、「食欲ブレーキを踏みやすい食材」だとイメージしていただくと近いです。

「よく噛む」こと自体が、脳と消化管にとって、
「今、しっかり食べているよ」という大事なサインになります。


2.栄養の面では、生がかなり強い
ミロシナーゼが熱に弱い → スルフォラファンが減りやすい

ブロッコリーのすごさの象徴が、よく話題になるスルフォラファン(SFN)です。

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 細胞を守る働き
  • 解毒酵素をオンにする働き

などが報告され、世界的に研究が進んでいます。

このスルフォラファンは、

「ミロシナーゼ」という酵素が生の状態で働くことによって、より多くつくられる

という特徴を持っています。

ところが――

  • ゆでるとミロシナーゼは熱で失活しやすい
  • その結果、スルフォラファンの生成量が大きく低下しやすい
  • ビタミンCやポリフェノールなど水溶性の成分はゆで汁に溶け出しやすい

という弱点があります。

ヒトを対象とした研究では、条件にもよりますが、

  • 生:スルフォラファンの利用率 約37%
  • ゆで:利用率 約3.4%

と、およそ10倍近い差が報告されているものもあります。

「満腹感+抗酸化成分」を両方重視したい方にとって、
生をひとかけ足すのは、かなり合理的な選択だと言えます。


3.ゆでブロッコリーは“胃袋満たし担当”
かさ増し → 低カロリーで満腹感が高い

一方で、ゆでブロッコリーの良さは、なんといっても「量が増える」ことです。

  • 茹でると体積が1.5〜2倍に増える
  • それでも100gあたりのカロリーは生とほぼ同じ(33〜35kcal)

つまり、

「お腹いっぱいになりたい」場面で、ゆではとても頼りになる存在

と言えます。

さらに、

  • 食べやすい・噛みやすい
  • 消化にやさしい
  • 毎日の献立に取り入れやすい
  • どんな料理にも合わせやすい

など、「習慣にしやすい」という点でも大きなメリットがあります。

生とゆでは「どちらが上・下」ではなく、

得意分野が違う“役割の違うパートナー”

と考えるのが現実的です。


4.生とゆで、目的別に比べるとこうなります

スマートフォンでは、横にスライドすると表の全体が読めます。

目的 生ブロッコリー ゆでブロッコリー
よく噛んで満腹感を得たい ◎ 満腹スイッチが入りやすい △ 噛む回数は少なめ
胃袋を物理的に満たしたい △ 量はそこまで多くない ◎ かさ増しでしっかり満腹
スルフォラファン・ビタミンCを効率よくとりたい ◎ 熱に弱い成分が残りやすい △ 茹でると減りやすい
調理しやすさ △ ほぼサラダ向け ◎ スープ・炒め物・付け合わせ何でもOK
毎日続けやすいか 好み次第 ◎ 続けやすい人が多い

生=“脳と細胞”に効きやすい。
ゆで=“胃袋”に効きやすい。

そんなイメージで良いと思います。


5.医師が推す「生ゆで二刀流」
満腹感 × 栄養 × 続けやすさ の三拍子

STEP1:生で“満腹スイッチON”

  • 食事の最初に、生ブロッコリーをひとかけ
  • 10回以上、しっかり噛む

これだけでも、満腹感に関わるホルモンが働きやすくなり、
スルフォラファンやビタミンCも効率良くとりやすくなります。

STEP2:ゆでで“胃袋満たし”

  • メインのおかずと一緒に、ゆでブロッコリーをしっかり盛る
  • 量は「自分が無理なく続けられる範囲」でOK

生 × ゆでのミックスこそ、現実的で、いちばん続けやすい最適解です。

消化器のご病気がある方は、生野菜を控えたほうがよい場合もありますので、
不安があれば、かかりつけ医にご相談ください。


【ワンポイント】ゆで派でもできる“スルフォラファン増やしテク”

「生はちょっと苦手」という方でも、次のような工夫があります。

  • 茹でる前に、ブロッコリーを細かく刻んで数分〜10分置く
  • ゆでブロッコリーの上に、少量の生の刻みブロッコリー
    ブロッコリースプラウトをトッピングする

ミロシナーゼがあらかじめ働きやすくなり、
スルフォラファンをつくる助けになる可能性があります。


6.「がん予防になる?」というよくある質問に、正直に答えると

スルフォラファンをはじめとしたブロッコリーの成分には、

  • 抗酸化作用
  • 抗炎症作用
  • 細胞を守る働き
  • 解毒酵素の活性化

などが報告されており、

「がんや生活習慣病のリスクを下げるかもしれない」という期待

が世界的に持たれています。

一方で、ここはとても大切なポイントです。

  • ブロッコリーを食べれば、がんが防げる・治る、という意味ではない
  • 食事・運動・睡眠・禁煙などを含めた生活習慣全体の中で、
    「良い選択肢のひとつ」として取り入れるのが現実的
  • サプリメントや特定の食品だけに、過度な期待をかけすぎないことが大切

ブロッコリーは“魔法の食べ物”ではありませんが、
日々の健康づくりを支えてくれる、かなり頼れる助っ人の一人

くらいに考えていただくのがちょうど良いと思います。


7.最後に:今日からゆるくでOK。
「ゆでオンリー」から「生ゆで二刀流」へ

今日のポイントを振り返ると、

  • 生ブロッコリー
    よく噛むことで満腹スイッチが入りやすい
    スルフォラファン・ビタミンCなど熱に弱い成分も残りやすい
  • ゆでブロッコリー
    かさ増しで低カロリーのままお腹いっぱいになりやすい
    毎日の食卓に取り入れやすく、続けやすい
  • 結論:
    どちらが正解ではなく役割が違う
    生をひとかけ足して、ゆでをたっぷり食べる「生ゆで二刀流」が、
    満腹感と栄養のバランスがいちばん良い、現実的な落としどころ。

食習慣の小さな工夫が、
血圧・血糖・コレステロールなど、健康診断の数字に
少しずつ良い変化をもたらすことはよくあります。

「自分の場合はどんな食べ方が合うのか」
「生活習慣病があるけど、生野菜は大丈夫?」
「健康診断の結果が心配で、何から変えればいいかわからない…」

そんなときは、「相談だけ」でも大丈夫です。

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