2025/12/17
【横浜・戸塚駅西口 徒歩10分/駐車場あり】
内科・循環器内科・糖尿病内分泌内科|戸塚クリニック
(院長:村松 賢一)
当院は「内科のかかりつけ」として、
高血圧・糖尿病などの生活習慣病や体調不良、
甲状腺を含む内分泌のご相談まで幅広く対応しています。
予約優先制ですが、予約なしでも受診可能です。
(予約をおすすめする理由は待ち時間を短くするためです。
混雑時はお待ちいただく場合がありますが、症状に合わせて柔軟に対応します)
症状が気になる方は、ご都合のよいタイミングでお越しください。
▶ WEB予約(24時間受付)
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08287
▶ クリニック案内
https://www.totsukaclinic.com
【Q&A】次世代GLP-1関連薬「トリプルアゴニスト」とは?
戸塚で考える、糖尿病・心臓・体重管理の“これから”
本記事で取り上げる薬剤は、現在日本では承認されていない研究段階の薬です。情報提供を目的としており、特定の治療を推奨するものではありません。治療は必ず医師の判断に基づいて行われます。
2025年12月に公表された臨床試験情報を、誇張なく整理します。「すごい新薬」の話だけで終わらせず、今できる管理(血糖・体重・血圧・脂質・心血管リスク)へつなげるためのQ&Aです。
Q&A 解説
タップで回答が開きます
話題の「次世代GLP-1関連薬」とは、どんな薬ですか?
今回注目されているのは、GIP・GLP-1・グルカゴンの3つの受容体に作用する、いわゆる「トリプルアゴニスト」と呼ばれる薬剤です。
2025年12月に発表された国際共同第3相臨床試験(TRIUMPH-4)では、肥満または過体重で膝の変形性関節症を合併する方を対象に、以下が報告されました。
- 最大用量群で、平均28.7%(約32.3kg)の体重減少
- 体重減少だけでなく、血圧・脂質・炎症指標(hs-CRP)など心血管リスク指標の改善
この薬は、もう日本で使えるのですか?
いいえ。現時点では使用できません。
- 日本未承認
- 保険適用なし
- 使用開始時期は未定
あくまで治験・研究段階の薬剤であり、「すぐに使える治療」ではありません。
では、今は待つしかないのでしょうか?
そんなことはありません。
重要なのは、「将来の新薬」ではなく「今、使える承認済みの治療で、将来のリスクをどこまで下げられるか」という視点です。
現在すでに保険診療として行われている治療でも、以下を同時に意識した治療戦略は可能です。
- 血糖コントロール
- 体重管理
- 血圧・脂質管理
- 心血管イベントリスク低減
治療内容は、承認済みの既存治療薬なども含め、患者さん一人ひとりの状態に応じて総合的に判断します。
なぜ「糖尿病」と「循環器」を一緒に診る必要があるのですか?
糖尿病の方で、最も注意すべき合併症は、心筋梗塞・脳梗塞・心不全といった循環器疾患です。
血糖値だけを見ていると、血圧や脂質、動脈硬化リスクの評価・管理が後回しになりやすいことがあります。
そのため当院では、糖尿病と循環器を分けず、一体として評価・管理する診療を行っています。
GLP-1系の薬は、誰にでも使えるのですか?
向き・不向きがあります。以下のような点を総合的に判断します。
- 体重・BMI
- 年齢
- 心臓・腎臓の状態
- 消化器症状(悪心・下痢など)の出やすさ
- 他の内服薬との兼ね合い
「痩せるから」「話題だから」という理由だけで使う薬ではありません。
戸塚クリニックでは、どんな方が相談できますか?
次のような方は、特にご相談ください。
- 戸塚で糖尿病治療を受けているが、血圧や心臓のことも気になる
- 健診で「血糖・血圧・コレステロール」を同時に指摘された
- 糖尿病は軽度だが、将来の心臓病が不安
- 複数の医療機関に通う負担を減らしたい
当院では、糖尿病と循環器を一括して診療しています。
将来、この薬が使えるようになったら?
将来、日本で承認された場合でも、以下を慎重に判断する必要があります。
- 誰に使うべきか
- どのタイミングが適切か
- 従来治療との組み合わせ
- 長期的な安全性(例:消化器症状や皮膚感覚の違和感など)
当ブログでは、承認情報・ガイドライン改訂・安全性データが公表された時点で、必ず最新情報を解説します。
参考情報(一次ソース)
Eli Lilly and Company プレスリリース(2025年12月11日)
retatrutide/TRIUMPH-4(第3相、68週)のトップライン結果
PRNewswire (2025/12/11)
