2026/01/04
【横浜・戸塚駅西口 徒歩10分/駐車場あり】
内科・循環器内科・糖尿病内分泌内科|戸塚クリニック
(院長:村松 賢一)
当院は「内科のかかりつけ」として、
高血圧・糖尿病などの生活習慣病や体調不良、
甲状腺を含む内分泌のご相談まで幅広く対応しています。
予約優先制ですが、予約なしでも受診可能です。
(予約をおすすめする理由は待ち時間を短くするためです。
混雑時はお待ちいただく場合がありますが、症状に合わせて柔軟に対応します)
症状が気になる方は、ご都合のよいタイミングでお越しください。
▶ WEB予約(24時間受付)
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08287
▶ クリニック案内
https://www.totsukaclinic.com

🔰 この記事の結論(30秒で)
年末年始や大型連休のあとに体調が崩れやすいのは、食事内容の変化(塩分・過食)、飲酒、運動量低下、睡眠リズムの乱れ、受診控えに加え、(冬の時期は)感染症や寒さが重なるためと考えられています。
これらは単一の原因ではなく、複数の要因が重なって症状の悪化に寄与する可能性が高いです。
この記事では、年末年始・連休明けに何が起きやすいのかと、今日からできる具体的な対策をわかりやすくまとめました。
まずは以下の3点から生活を整えることで、悪化リスクを下げる一助となることが報告されています。
- ① 毎朝の体重チェック
- ② 減塩(汁を残すなど)
- ③ 食後10〜15分の軽い散歩
息切れ・むくみ・胸の違和感・高熱などがある場合は、無理に様子を見ず、早めに医療機関へご相談ください。
※本記事は一般的な医学情報の解説を目的としており、個別の診断・治療は診察に基づいて判断されます。
🩺 症例ミニ(連休明けによくある相談)
60代・男性(心不全で治療を受けている方)
年末年始に外食と飲酒が続き、連休明けから「足のむくみ」と「階段での息切れ」を自覚。
体重が数日で約2kg増加していたため受診。
生活内容の見直しと薬の調整により、入院に至らず経過観察が可能となりました。
※実際の診療では、症状・背景・基礎疾患に応じて対応が異なります。
✅ 連休明けセルフチェック(30秒)
以下のうち、1つでも当てはまる場合は注意が必要です。
- ☐ 数日で1kg以上、1週間で2kg以上体重が増えた
- ☐ 息切れ・動悸・咳が連休前より目立つ
- ☐ 血圧や血糖の値が乱れている、または最近測定できていない
→ こうした変化がある場合、早めの相談が重症化予防につながることがあります。
🧭 症状別の参考導線
▶ むくみ・息切れが気になる方(心不全など)
体重増加、横になると苦しい、階段での息切れ
▶ 咳・ゼーゼー・息苦しさが続く方(COPD・喘息・風邪)
感染後に咳が長引く、寒さで症状が悪化
▶ 血糖・食後の不調が気になる方(糖尿病・予備群)
食後の眠気、口渇、数値の乱れ
なぜ連休後に悪化しやすいのか(医学的背景)
連休後の体調悪化は、複数の要因が重なって起こる現象と考えられています。
主な寄与因子として、以下が挙げられます。
- 食事量・塩分摂取の増加
- 飲酒量の増加
- 運動量の低下
- 受診・治療調整の遅れ
- 睡眠リズムの乱れ
- (温帯地域における)冬季の感染症・寒冷曝露・大気環境
- 心理社会的ストレス(行事・仕事再開など)
とくに持病(心不全・COPD・糖尿病など)をお持ちの方では、こうした変化に敏感に反応しやすいことが知られています。
💡 つまり、こういうことです
① 塩分・飲酒・運動不足で「体の中がむくみやすく」なる
② 冬の感染症・寒さで「呼吸器が悪化しやすく」なる
③ 受診控えで「軽い不調がこじれる」
この3つが重なりやすいのが、今の時期の特徴です。
心不全では、主要な祝日の直後に入院が増えることが後ろ向き研究で示されており、COPDや喘息でも、冬季に感染や環境因子を介して増悪リスクが高まることがガイドラインで繰り返し指摘されています。
悪化リスクを下げるためにできること(実践編)
以下は、医学的エビデンスに基づき、悪化リスク低減に寄与すると考えられている行動です。
① 体重・むくみを定期的に確認
心不全や高血圧のある方では、体重変化が状態悪化の早期サインになることがあります。
② 塩分摂取を控えめに
- 麺類の汁を残す
- 鍋の汁を飲み切らない
といった小さな工夫でも負担軽減につながります。
③ 食後10〜15分の軽い散歩(血糖・消化の観点から)
研究報告では、食後に10〜15分程度(研究によっては30分まで)の軽い歩行を行うことで、以下のような効果が示されています。
- 食後血糖の急上昇を抑える
- 腹部膨満感などの消化器症状が和らぐ
※長期的なHbA1c改善については、食事・運動を含む生活習慣全体の一部として評価されています。
④ 飲酒量を一時的に調整
完全にやめられなくても、量を減らすだけで体調が整いやすくなる方もいます。
⑤ 薬の残量・服薬状況を確認
連休中の薬切れや自己中断は、悪化の一因になり得ます。
⑥ 感染症対策を意識
手洗い・換気・体調不良時の無理を避けることは、呼吸器増悪の予防に重要です。
⑦ 早めの医療相談
「もう少し様子を見よう」と感じる段階での相談が、結果的に重症化や入院を防ぐことがあります。
🌿 全部を一度に変える必要はありません。
まずは「毎朝の体重」「塩分」「食後の10分」のどれか1つから始めてみてください。
🚑 受診を検討すべき症状
- 明らかな息苦しさ
- 急な体重増加とむくみ
- 胸部の強い違和感
- 高熱・強い倦怠感・水分摂取困難
これらがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。
まとめ
- 連休後の体調悪化は多因子性
- 行動・環境・心理社会的要因が複合的に関与
- 生活を「戻す」小さな工夫がリスク低減に寄与
- 早期相談が重症化予防につながる場合が多い
📞 ご相談について
横浜市戸塚区の戸塚クリニックでは、
内科全般に加え、むくみ・息切れ・咳・血圧・血糖などのご相談に対応しています。
「連休明けから調子が戻らない」という段階でも構いません。
必要に応じてご相談ください。
(※外部の予約システムへ移動します)
参考文献
- Shah M, et al. Heart failure and the holidays. Clin Res Cardiol. 2016
- Global Initiative for Chronic Obstructive Lung Disease (GOLD). 2026 Report
- Romaszko-Wojtowicz A, et al. Impact of Seasonal Biometeorological Conditions and Particulate Matter on Asthma and COPD Hospital Admissions. Sci Rep. 2025.
- Diabetes Care 2013, Diabetologia 2016, Scientific Reports 2025 など、食後歩行と血糖・消化管機能に関する複数の研究
- Pasricha T. Try a ‘fart walk’ to ease the pressure after that big Thanksgiving meal. The Washington Post. 2025.
