2025/12/04
青汁より続けやすいケール生活が今日オーケーで105円でした
こんにちは、戸塚クリニック院長の村松賢一です。
当院では、生活習慣の見直しや健康相談も承っています。
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今日(2025年12月4日)、オーケーでケールを買ったら税込105円でした。
代表的な青汁1ヶ月分(4,000〜6,000円)と比べると、かなりお財布に優しいと感じます。
ケールは、次のような特徴を持つ野菜です。
- 噛めるので満腹感が続きやすい
- カロリー密度が低く、量を食べやすい(30〜50kcal/100g)
- 食物繊維が豊富で、食後血糖の上昇を穏やかにするのに役立つ可能性がある(個人差あり)
- 買いやすい価格で続けやすい
■ 今「ケール生活」が注目される理由
最近、診察室でよく聞くお悩みはこんなものです。
- 「青汁は続かない」
- 「ケールサラダ気になっているけど苦そう」
- 「血糖値や体重が気になってきた」
- 「朝食がパンだけになりがち」
こうしたお悩みに、ケール生活は「ちょうどよく無理なく続く」選択肢になります。
満腹感・低カロリー・買いやすさの3つがそろっているためです。
■ ケール生活が向いているのはこんな方
- 朝食がパンやおにぎりだけで終わりがち
- 食後にすぐお腹がすく
- 量は食べたいけど体重は増やしたくない
- ダイエットが長続きしない
- 血糖値や脂質が気になる
- 忙しくて料理に時間がかけられない
1つでも当てはまれば、ケール生活と相性が良いことが多いです。
■ なぜ青汁より「生ケール」が続けやすいのか?
● 1)満腹感の質が違う
青汁は「飲み物」なので、どうしても食事としての満足感は短めになりがちです。
一方、生ケールは「噛む刺激」と「食物繊維のかさ」がしっかり残るため、
食べたあとの満足度が高いという特徴があります。
● 2)食後血糖の上昇を穏やかにするのに役立つことがある(個人差あり)
ケールは食物繊維が豊富で、他の食材と組み合わせることで、
食後血糖の上昇を穏やかにすることに役立つ可能性があります(個人差あり)。
● 3)とにかく続けやすい価格帯
青汁1ヶ月分:おおよそ4,000〜6,000円
今日のケール(オーケー):101円
「続けられる健康習慣」には、価格の現実性がとても大事です。
■ ケールの「カロリー密度」を他の食材と比較すると一目瞭然
ケールだけを見てもイメージがつきにくいので、
ここでは他の野菜・一般的な主食・高カロリー食材と並べて比べてみます。
▼ カロリー密度比較表(100gあたり)
● 超低カロリー:食べても太りにくいゾーン
| 食材 | kcal / 100g | コメント |
|---|---|---|
| ケール | 30〜50kcal | 食物繊維が豊富で、噛む量も多い |
| レタス | 12kcal | ほとんどが水分 |
| ほうれん草 | 20kcal | ビタミン・鉄が多い |
| きゅうり | 14kcal | 水分が多く、暑い季節に◎ |
| キャベツ | 23kcal | サラダ・炒め物・鍋と汎用性が高い |
● 中カロリー:主食の「普通ゾーン」
| 食材 | kcal / 100g | コメント |
|---|---|---|
| 白米 | 約150kcal | 日本人の主なエネルギー源 |
| 食パン | 約250kcal | 糖質に加え脂質も含まれる |
| うどん | 約105kcal | 単体だと腹持ちはやや短め |
| そば | 約130kcal | 蕎麦粉由来の食物繊維が少し多い |
| 鶏むね肉(皮なし) | 約120kcal | 高たんぱく・低脂質 |
● 高カロリー:食べ過ぎ注意ゾーン
| 食材 | kcal / 100g | コメント |
|---|---|---|
| ピーナッツ・ナッツ類 | 550〜600kcal | 栄養価は高いが、カロリー密度も高い |
| アボカド | 180kcal | 良質な脂質が多い |
| バター | 720kcal | ごく少量でエネルギーが大きい |
| チーズ | 300〜400kcal | 旨味が強く、つい量が増えやすい |
| カップ麺(乾麺換算) | 450〜500kcal | 超加工食品でエネルギー密度が高い |
まとめると、ケールは
・野菜の中でも低カロリー密度グループの中心
・主食の約1/5〜1/7
・ナッツやチーズの1/10以下
という位置づけになります。
そのため、「量を食べても比較的太りにくい」「満腹感があるのに摂取カロリーが上がりにくい」という、ダイエットや体重管理にとって理想的な特徴を持っています。
■ 10秒で作れる:ノンオイルツナ×ケールの簡単サラダ
- ケール:1束
- ノンオイルツナ缶:1缶
- 塩:少量
- レモン汁:大さじ1
- 黒こしょう
- オリーブオイル:必要なら小さじ1まで
作り方
- ケールを手でちぎり、塩で軽くもんで苦味を和らげる。
- ノンオイルツナ缶を汁ごと入れる。
- レモン汁と黒こしょうを加える。
- お好みでオリーブオイルを少量かけて風味を足す(なくてもOK)。
ツナが苦手な方は、サラダチキン・豆腐・豆類・ゆで卵などに置き換えても美味しくいただけます。
■ よくあるQ&A
Q1. ケールって苦いですか?
そのままだと少し苦味を感じる方もいますが、
塩もみ+レモンで驚くほど食べやすくなります。
Q2. 毎日食べる必要がありますか?
無理に毎日でなくて大丈夫です。
週3〜5回など、「自分が負担なく続けられるペース」で十分です。
長く続けられる頻度が、その人にとっての“正解”です。
Q3. 青汁はやめたほうがいいですか?
青汁をやめる必要はありません。補助食品として良い選択肢です。
ただし満腹感や置き換えを重視する場合は、生ケールのほうが向きやすいと感じます。
Q4. 血糖やダイエットに良いですか?
食物繊維の影響で、血糖値コントロールに役立つ可能性があるとされています。
ただし、必ず痩せるわけではなく、個人差がある点にはご注意ください。
■ 医師としてのまとめ
- 青汁:補助食として便利
- 生ケール:続けやすさ・価格・満腹感のバランスが良い
- 血糖・体重管理を意識したい方の日常食として取り入れやすい
「無理なく続く習慣を作りたい」という方にとって、ケール生活はとても現実的で、おすすめしやすい選択肢です。
■ 院長から一言
通院中の皆さんも、初めての方も、
「これで味は合ってる?」「血糖値どう?」など、
診察のときに遠慮なく聞いてくださいね。
一緒に、“続けられる健康習慣”を作っていきましょう。
■(おまけの本音)
ちなみに……この記事がバズってオーケーのケールが売り切れたら、
私が買えなくなるので、ちょっと困ります(笑)
でも、あなたの健康が良くなるなら、
それも嬉しい悩みです。
戸塚クリニック院長 村松賢一
24時間ご利用いただける予約ページはこちらです(初診の方もご利用いただけます)。
