横浜市戸塚区の戸塚クリニック|内科・循環器内科・糖尿病・内分泌内科・甲状腺

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横浜・戸塚の循環器内科医が解説|運動は最高の自己投資
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【横浜・戸塚駅西口 徒歩10分/駐車場あり】
内科・循環器内科・糖尿病内分泌内科|戸塚クリニック
(院長:村松 賢一)

当院は「内科のかかりつけ」として、
高血圧・糖尿病などの生活習慣病や体調不良、
甲状腺を含む内分泌のご相談まで幅広く対応しています。

予約優先制ですが、予約なしでも受診可能です。
(予約をおすすめする理由は待ち時間を短くするためです。
混雑時はお待ちいただく場合がありますが、症状に合わせて柔軟に対応します)

症状が気になる方は、ご都合のよいタイミングでお越しください。

▶ WEB予約(24時間受付)
https://wakumy.lyd.inc/clinic/hg08287

▶ クリニック案内
https://www.totsukaclinic.com

 

 

横浜・戸塚の循環器内科医が解説|運動は最高の自己投資

「運動は最高の自己投資」

この言葉、少し大げさに聞こえるかもしれません。

しかし医学的に見ると、運動は心臓病・高血圧・糖尿病・フレイル(虚弱)など、複数の病気を同時に防ぐ、非常に効率の良い“健康への投資”であることが分かっています。

なぜそう言えるのか。当院近くの道で見かけた、ある看板をきっかけに、循環器内科医の立場から少し整理してみました。


横浜市戸塚区。
戸塚クリニックから戸塚駅へ向かう、いつもの道を歩いていたときのことです。

最近オープンしたジムの前を通ると、手書きの看板にこう書かれていました。

「運動は最高の自己投資」

少しストレートで力強い表現だな、と思いながらも、循環器内科医として歩きながらふと考えてしまいました。
この言葉、医学的なエビデンス(科学的根拠)に照らし合わせると、どこまで本当なのだろうか? と。

結論から言うと、これは単なる宣伝文句ではなく、医学的に見ても極めて本質を突いた言葉でした。

医学的に見ても「運動」は投資効率が非常に高い

私たちは日々、高血圧、糖尿病、脂質異常症、そして心臓病といった生活習慣病の診療を行っています。
その中で痛感するのは、運動習慣の有無が、その後の人生(予後)を大きく左右するということです。

実際、米国心臓病学会誌(Journal of the American College of Cardiology, 2022)に掲載されたレビューでは、定期的な運動習慣が以下のリスクを明確に低下させることが示されています。

  • 心筋梗塞
  • 脳卒中
  • 心不全
  • 全死亡率

これは病気の予防(一次予防)だけでなく、すでに病気をお持ちの方の再発予防(二次予防)においても同様です。

コスト(時間や費用)に対するリターン(健康寿命や生活の質)の大きさを考えると、運動は薬物療法に匹敵、あるいはそれ以上に重要な「治療・予防手段」と言えます。

「たくさんやらないと意味がない」という誤解

診察室で患者さんからよく聞かれるのが、こんな質問です。
「少し歩く程度の中途半端な運動では、意味がないですよね?」

いいえ、そんなことはありません。

近年の研究では、運動量と健康効果は「直線的(やればやるほど比例する)」ではなく、用量反応関係(dose-response)を示しつつ、ある程度で頭打ち(plateau)になりやすいことが分かっています。

最も大きな健康効果が得られるのは、
「全く運動しない状態(座りがち)」から「少し体を動かす状態」に変わった瞬間です。

つまり、マラソン選手のように走る必要はありません。
ゼロをイチにする、その「最初の一歩」の投資利回りが、医学的に最も高いのです。

なぜ運動はここまで効くのか(医師の視点)

少し専門的な話になりますが、最新の基礎研究(Cell Metabolism, 2024)などにより、運動が単なる「カロリー消費」ではないことが明らかになっています。

運動により筋肉が収縮すると、全身に向けてさまざまなメッセージ(いわゆるマイオカインなど)が発信され、次のような多面的な効果が起こります。

  1. 血管内皮機能の改善(血管がしなやかになりやすい)
  2. 慢性炎症の抑制(動脈硬化の進行を抑える方向)
  3. インスリン感受性の向上(血糖が下がりやすい体へ)
  4. 代謝の最適化(筋肉・脂肪・肝臓・脳が連携して働く)

このため医学の世界では、運動はしばしば
ポリピル(Polypill:多作用薬)
──複数の薬の効果を、1つで同時に発揮するような存在──
に例えられます。

副作用が少なく、これほど広範囲に良い影響を及ぼす介入は、実は多くありません。

どんな運動が「正解」なのか:有酸素+筋トレが基本

現在のガイドラインや科学的整理では、ウォーキングなどの有酸素運動に加えて、筋肉に刺激を与えるレジスタンス運動(筋トレ)の併用が重要だと位置づけられています。

筋肉は「代謝のエンジン」です。
筋肉が落ちると、血糖・血圧・脂質の管理が難しくなり、転倒やフレイル(虚弱)にもつながりやすい。
だからこそ、心臓のためにも“筋肉への刺激”が必要なのです。

ただし、完璧を目指す必要はありません。

  • 1日10分、余分に歩く
  • エスカレーターではなく階段を使う
  • 自宅でスクワットを数回する
  • 近くのジムで、軽く汗を流す

論文の世界でも、「理想的だが続かない運動」より「不完全でも続く運動」のほうが、明らかに予後を改善します。

戸塚で、将来の健康への「投資」を始めたい方へ

横浜市戸塚区にある戸塚クリニックでは、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心臓病などの診療において、薬物治療だけでなく、食事・運動を含めた生活習慣の医学的整理を大切にしています。

「運動したほうがいいのは分かっているけれど、持病があって不安」
「自分にはどの程度の強度が適切なのか(脈拍はどこまで上げていいのか)知りたい」

そう感じている方は、診察の際にご相談ください。

あなたの心臓や血管の状態に合わせた、
安全で現実的な「投資プラン」を一緒に考えましょう。

道端で見かけた看板の言葉。
最初はジムの宣伝かと思いましたが、医学的に検証してみると、私たちの健康の本質を突いた名言でした。

やはり、運動は「最高の自己投資」のようです。

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